ベージュスーツ・ジャケットの着こなし(コットンスーツやソラーロ等)

目次

はじめに

ジャケット・スーツの定番カラーに、ネイビー、グレーに次いで、茶系(ベージュ、ブラウン等)があります。
ベージュをはじめ、明るい茶系統は、古くから春夏の暖かい気候によく着用されてきました。

日本では、ベージュのジャケット・スーツは、コットン製のものが多く売られており、暑さが和らぐ初秋に着用される方も多いのではないでしょうか。
今回は、ベージュのジャケット・スーツの着こなしを解説したいと思います。

赤系

ベージュのジャケット・スーツに相性のよい色といえば、赤系統です。
赤とベージュの組み合わせは、太陽と砂浜・砂漠を連想させ、暖かい気候に最適です。

A hot note is afforded by the breast pocket handkerchief of red silk in a Persian design. For that matter, the tans, reds and browns employed in this turnout would all probably be classified by the people who make up the scientific color charts as rather warm colors, ~中略~ However, these colors are very becoming in conjunction with a healthy coat of tan and the nature and weight of the materials puts this outfit beyond reproach, even when judged on a basis of comfort first.

胸ポケットのペルシャ模様の赤いシルクのポケットチーフに注目してください。この服に使われているタン、赤、茶は、カラーチャートを作成する人々によって、おそらくすべて暖色に分類されるでしょう。~中略~しかし、これらの色は健康的な日に焼けた肌と相まってとても魅力的で、着心地第一で考えても、素材の性質・重さから、この服は文句のつけようがありません。
(要約:寒い時期に少しでも暖かく感じるよう、暖色を取り入れるのが一般的だが、暖色のタン、赤、茶は日焼けした肌によく映え、暑い時期に魅力的に見える。)

1934.7 esquire
タンカラーのスーツ、白シャツ、マドラスのボウタイ、
赤のシルクのポケットチーフ、茶のバックスキンシューズ、
ダークブラウンの麦わら帽。
(1934.7 esquire)

着こなし例

ハット、ネクタイ、靴下と、
赤色が効果的に散りばめられている。


ギャバジンのスーツ、白のオックスフォードシャツ、
赤系の千鳥格子のコットンタイ、赤系の横縞のホーズ、
ホワイトバックス、ストローハット(左の紳士)
(1935.6 esquire)
シャツとネクタイはいずれも赤系統。

ギャバジンスーツ、ストライプシャツ、
フーラードタイ、テレスコープハット。
(1935.5 esquire)
赤系のポロシャツはいかにも夏らしい。

ギャバジンスーツ、バーガンディのシルクウールの
ポロシャツ、茶バックスキンシューズ、
ポークパイハット(中央の紳士)。
(1935.1 esquire)
タンカラーのジャケット、同系色のシャツ、
ライトグレーのフランネルトラウザース、
ホワイトバックス。
ネクタイとポケットチーフは赤系統のフーラード。
(1934.6 esquire)
ギャバジンジャケット、ホワイトフランネルトラウザース、
ホワイトバックス、ブルーのオックスフォードシャツ、
ピンクと白のストライプのネクタイ(右の学生)。
(1937.6 esquire)
ベージュに赤が映えることがよく分かる。

1986年5月、来日した際に、スケッチをするチャールズ皇太子(当時)。
赤が派手だと感じられるのであれば、赤の面積を少なくすることで、コーディネートに取り入れやすくなります。

グリーン系

もうひとつ、ベージュのジャケット・スーツに相性のよい色はグリーンです。
新緑、万緑という言葉があるように、グリーンからは暖かい日差しのもとに映えるみずみずしい緑の葉を連想させます。


着こなし例

スプリングサマードレススタイル。
ホワイトバックスを茶靴に取り替えれば、
秋口にもぴったり。
ベージュとグリーンの組み合わせは

秋らしさも演出できる。

ネクタイとホーズにグリーンを使っている。
ギャバジンスーツ、ホワイトバックス(手前の紳士)。
(1937.6 esquire)
ネクタイとポケットチーフともに
グリーン系を使っている。
オックスフォードシャツ、マドラスタイ、
フーラードポケットチーフ、
スペクテイターシューズ、ストローハット
(右の紳士)。(1938.7 esquire)
玉虫色のソラーロスーツ、
サンデューンカラーのシャツ、
リボンベルト、
青みがかったグリーンのフーラードタイ、
茶の起毛素材の靴。
(1941.2 esquire)
シャツ、ネクタイ、ポケットチーフ、靴下、
帽子のリボンにグリーンを使い、
グリーンとブラウン系の2色のコーディネート。
特に、グリーンの靴下が素晴らしい。

(1939.6 esquire)
ギャバジンスーツ、グリーンの
ブロードシャツ、
マドラスチェックのボウタイ、
ブラウンスエードシューズ、
麦わら帽。
(1935.1 esquire)
グリーンのシャツを既製品で見かけることはほとんどありませんが、ベージュとは抜群の組み合わせ

1937.6 esquire
1937.8 esquire
ダークなグリーンをさすことで、印象が引き締まります。

https://www.businessinsider.com/biden-wears-tan-suit-exactly-7-years-after-obama-controversy-2021-8

おわりに

今回は、ベージュのジャケット・スーツの着こなしについて解説しました。
ベージュと赤、ベージュとグリーンはともに相性のよい組合せです。

着こなし例では、ドレススタイルということで、シャツやネクタイに、赤あるいはグリーンを取り入れていましたが、ドレスダウンするのでしたら、ネクタイを外し、シャツやニットにそれらの色を取り入れるのもよいと思います。

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