チェックパンツの着こなし

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はじめに

日中は気温も上がり、最近は過ごしやすい気候になってきました。
春の訪れを感じるのは束の間、すぐに夏がやってきます。
スプリングコートを脱ぎ、ジャケットすら羽織るのが億劫な夏は、洋服が好きな方にはつまらない季節かもしれません。
このような薄着にあって、装いにちょっとした変化を加えて楽しむことができるのがチェック柄のトラウザースです。
今回はチェック柄のトラウザースについて取り挙げたいと思います。

チェックトラウザースの着こなし

グレンチェックや千鳥格子等のチェック柄のトラウザースは伝統的なスポーティなトラウザースです。
特にゴルフウェアの定番であり、The classic golf style といえます。
※オーバープラッドのないグレンチェックや千鳥格子等の梳毛のグレートラウザースと黒っぽいジャケットを組み合わせるとドレス度合いの高い装いとなります。
暖かい季節であればポロシャツに、肌寒い季節であればニットに合わせることができます。
オッドトラウザースを前提にすると、靴はノルウィージャンやウィングチップ、ローファー等同じくスポーティなものが適しています。
靴下はトラウザースの素材やその他のアイテムの色を勘案して選んでください。

ポークパイハット、粗めのシルクシャツ、
オーバープラッドの入ったグレンチェック柄
(overplaid Glen Urquhart plaid)のトラウザース、
ノルウィージャンゴルフシューズ
(左の紳士)(1936.6 esquire)
ポークパイハット、ゴルフジャケット、
レーヨン混紡のスポーツシャツ、
フーラードボウタイ、
グレンチェック柄のフランネルトラウザース
(右の紳士)(1946.4 esquire)
コットンジャケット、オックスフォードシャツ、
ウールタイ、千鳥格子柄のトラウザース、
ノルウィージャンシューズ
(右の紳士)(1945.5 esquire)
ウィンドウペイン柄のトラウザースを履くウィンザー公

「チェック柄のトラウザースを着用する場合、ジャケットやニット等上衣は無地しか合わせることができないのか?」と疑問に思われる方もいるかもしれませんが、そのようなルールはありません。
以前解説した柄の合わせ方に基づいて、チェック柄の種類や大きさを工夫することでうまく合わせることができます。

ポークパイハット、小さいチェック柄の
ツイードジャケット、ニットカーディガン、
フランネルシャツ、ボウタイ、
ヘリンボーン柄のサクソニーフランネルトラウザース
スエードの外羽根プレーントー(左の紳士)
(1935.5 esquire)
チェック柄のジャケットに
ヘリンボーン柄のトラウザースを合わせている。

おわりに

今回はチェック柄のトラウザースを取り挙げました。
チェック柄のトラウザースはスポーティなトラウザースであり、着こなしにちょっとした変化を加えられるアイテムです。
※オーバープラッドのないグレンチェックや千鳥格子等の梳毛のグレートラウザースと黒っぽいジャケットを組み合わせるとドレス度合いの高い装いとなります。

チェック柄は難易度が高いと思われる方は、グレーや茶系といったベーシックカラーをベースにしたトラウザースを選び、トラウザース以外を無地にして、クラシックなゴルフスタイルのようにポロシャツやニットウェア等と組み合わせるとうまくまとまります。
英国人プロゴルファーのイアン・ポールター氏 Ian Poulter が着用するようなチェック柄トラウザースは上級者向けといえます。

今回は以上になります。
コメント、リクエストがあればお気軽にどうぞ。
ではまた次の機会に。

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