はじめに
今回はお問い合わせ(メール)にていただいたリクエストを受けて、解説を行いたいと思います。
いただいたご質問は、「クルーネックセーターを着用する際に、シャツの襟は出すのか出さないのか。また、クルーネックはネクタイを見せるスペースがほとんどないが、ネクタイと一緒に着用してもよいか。」といった内容です。
今回は、クルーネックセーターの下にシャツを着用する際の着こなしについて解説したいと思います。
(お問い合わせフォームやコメント欄からいくつかご質問をいただいており、ありがとうございます。
リクエストに応えられていないこともあり、申し訳ございません。)
ネクタイを締める場合
ネクタイを締めてクルーネックセーターを着用する場合、シャツの襟はセーターの中に収めます。
冒頭の「クルーネックセーターにネクタイを合わせてよいか。」との疑問に対しては、「クルーネックセーターにネクタイを合わせるのは問題ない。」という返答になります。
クルーネックセーターというスポーティな装いにネクタイがあるだけで品よく見せることができます。
ネクタイを締めない場合
ネクタイを締めないでクルーネックセーターを着用する場合、シャツの襟をセーターの中に収めない着こなしと収める着こなしと両方の着こなしがあります。
(※窮屈なクルーネックから無理に襟を出したり、ボタンダウンカラーのボタンをわざわざ外して襟を出したりする必要はありません。)
経験則では、前者の着こなしは多くのトラッドマンに好まれています。
ネクタイを締めない場合、台襟のボタンは留めても留めなくても構いません。
シャツを着用しない着こなし
ここまでクルーネックセーターの下にシャツを着用することを前提に話を進めてきましたが、「シャツを着用せずにクルーネックセーターを着てもよいか。(地肌あるい下着の上にクルーネックセーターを着用してもよいか。)」という疑問をもたれる方もいらっしゃると思います。
古くからそのような装いはありましたが、古典的な視点では基本的にその上にスポーツコート(日本でいうスーツでないジャケット)を羽織ることはなく、襟のない装いはカジュアルスタイルといってよいものです。
カジュアルな装いは当サイトでは解説の範囲としておりません。
おわりに
今回は、クルーネックセーターの着こなしについて解説しました。
「クルーネックセーターを着用する際に、シャツの襟は出すのか出さないのか」への回答は次のようになります。
- ネクタイを締める場合、シャツの襟は出さない。
- ネクタイを締めない場合、シャツの襟は出しても出さなくてもよい。
今回は以上になります。
コメント、リクエストがあればお気軽にどうぞ。
ではまた次の機会に。
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