ブレイシス(サスペンダー)のメリット

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はじめに

ブレイシス braces を知っていますか?
アメリカ英語で言えば、サスペンダー suspenders のことです。
brace には「ピンと張る」、suspend には「吊るす」という意味があり、クリース(トラウザースの中央にある折り目)を「ピンと張って」きれいに見せる役割か、単にトラウザースがずり下がらないように「吊るす」機能か、いずれに着目するかによって表現が英米で異なるのはおもしろいですね。
個人的に、前者のイメージの方が合っていると思っています。
余談ですが、イギリスで suspenders は、ストッキングを保持するガーターベルト garter belt のことを指します。

記事を分けて、ブレイシスのメリット、ブレイシスの着方、ブレイシスの選び方を解説したいと思います。
今回は、ブレイシスのメリットの解説です。

メリット①シャツが出にくい

ブレイシスはシャツを受け止めることができるため、シャツが出にくくなります。
特に、ウエストコート(ベスト)を着用するときにその効果を発揮します。
「間違いやすいウエストコートの着方」でも紹介していますが、ウエストコートの下からシャツが覗くことは望ましくなく、それを防ぐブレイシスは必須とも言えます。

メリット②クリースがきれいに見える

ブレイシスを使って正しくトラウザースを吊れば、クリースをピンと張ることができ、クリースをきれいに見せることができます。
トラウザースを履いた状態で、クリースの上のウエストバンド(腰帯)を手で持って、軽く引き上げてみると、クリースが張るのが分かると思います。

下の写真は、1日仕事で着用したトラウザースですが、左の「ブレイシスあり」は「なし」に比べて、クリースがハッキリと見えるのが分かると思います。

メリット③ウエストを締めつけずにトラウザースを保持する

一般に、ベルトを使ってトラウザースを固定しますが、ベルトはそれ自体に重さがあるため、トラウザースがずり下がりやすく、それを防ぐためにはより強くウエストを締めつける必要があります。
食後はベルトを緩めるという人もいるのではないでしょうか。
ブレイシスはウエストをきつく締めずとも、トラウザースを適切な位置に保持することができます。

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