靴下の選び方②ブラウントラウザースに合う靴下

はじめに

今回も、実践編として、具体例を挙げて組み合わせをご紹介したいと思います。

第２回は、ブラウンのトラウザースを取り挙げたいと思います。
濃淡別に、ダークブラウン、グレイッシュブラウン、ベージュのトラウザースを用意しました。

それらに合わせる靴として、黒の靴、ダークブラウンの靴、ブラウンの靴を用意しました。

靴下を選ぶ上で重要なポイントは次の２つです。

• 靴下は、靴よりもトラウザースに合わせる。
  ※靴下がトラウザースよりも靴に合っているという状態にしないということ。靴下がトラウザースと靴の両方に合っている場合（e.g. ミディアムグレートラウザース×ライトグレー靴下×黒靴）、あるいは、靴下とトラウザースのいずれにも合っていない場合は可。
• 靴下は、トラウザースと一致させない。靴下とトラウザースに適度な差をつける。

黒の靴

黒の靴×ダークブラウンのトラウザース

靴下は、靴よりもトラウザースに合わせるとして、ブラウンの靴下を選びます。
ただし、靴下がトラウザースと一致しないよう、靴下をトラウザースよりもやや明るいものを選び、靴下とトラウザースに適度な差をつけています。
※靴下をトラウザースよりも暗いものを選んでしまうと、靴下が黒に近くなり、靴下がトラウザースよりも靴に合っているように見えてしまいます（靴下が無地の場合）。
トラウザース、靴下、靴の順に色のトーンは、濃、淡、濃となります。

黒の靴×グレイッシュブラウンのトラウザース

同様に、靴下は、靴よりもトラウザースに合わせるとして、茶系の靴下を選びます。
靴下は、こげ茶を避けて、ベージュ～ブラウン（こげ茶まで暗くならない）を選ぶことができます。

ダークブラウンの靴

ダークブラウンの靴×ダークブラウンのトラウザース

靴もトラウザースも茶色の場合は、注意が必要です。
トラウザース、靴下、靴に差が少ないと、つなぎのパジャマのように、トラウザースから靴までつながって見えてしまいます。

柄のある茶色の靴下を選び、僅かな差をつけながら靴下とトラウザースを合わせることもできますが、ここでは、靴下にベージュを持ってくることで、靴とトラウザースを明確にセパレートしています。

ダークブラウンの靴×グレイッシュブラウンのトラウザース

今回も選んだのはベージュの靴下です。
グレイッシュブラウンのトラウザースとダークブラウンの靴の間に、適度に明るい靴下を挟むことで、靴が引き立つという副次的効果もあります。

ブラウンの靴

ブラウンの靴×ダークブラウンのトラウザース

ブラウンの靴は濃とも淡とも捉えられ、濃と捉えれば、靴下にベージュを選ぶことができますが、今回は、淡と捉えました。
ただし、無地のダークブラウンの靴下を持ってきてしまうと、無地のダークブラウンのトラウザースと一致してしまいます。
そこで、靴下の色に、チャコールグレーを選びました。
チャコールグレーは、靴下とトラウザースのいずれにも合っておらず、靴下がトラウザースよりも靴に合っているという状態にはなりません。

ブラウンの靴×グレイッシュブラウンのトラウザース

トラウザースがグレイッシュブラウンであることから、それに近いチャコールグレーの靴下を選びました。
靴下を茶系にしたい場合は、色のトーンや柄を工夫してください。

ブラウンの靴×ベージュのトラウザース

ベージュのトラウザースと適度な差をつけようとベージュを暗く（濃く）すると、茶の靴下が選択肢となりますが、靴下がトラウザースよりも靴に合ってしまうため、茶の靴下を選ぶのは避けてください。（ベージュとブラウンのボーダーといったトラウザースと靴の両方に合うものを選ぶという選択肢はありますが。）
ここでは、暗いトーンのグレーの靴下を選びました。
無地のベージュのトラウザースであれば、柄のベージュの靴下や、柄のベージュのトラウザースであれば、無地のベージュ靴下でもよいです。

タンブラウンの靴

タンブラウンの靴×ベージュのトラウザース

Coming soon …

おわりに

今回は、ブラウンのトラウザースに合う靴下を解説しました。

靴下をトラウザースに合わせながら、靴下とトラウザースとの間に適度な差をつけるということを実例を挙げて解説しました。
さらに、「ブラウンの靴×ダークブラウンのトラウザース」では、靴下が靴とトラウザースのいずれにも合っていない場合を取り挙げました。
実は、今回取り挙げた組み合わせのうち、「黒の靴×ダークブラウンのトラウザース」を除けば、濃淡別にいくつかグレーの靴下があれば、十分間に合います。
靴下を増やしたくない、他に投資したいという人は、まずはグレーの靴下を濃淡別に揃えることをおすすめします。

今回は以上になります。
コメント、リクエストがあればお気軽にどうぞ。
ではまた次の機会に。