手巻きのポケットチーフ

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はじめに

今回は、オーセンティックなアイテムの一つ、白麻のハンドロールポケットチーフをご紹介します。

手巻き

神は細部に宿るといいますが、手作業で仕上げられたふっくらと丸みを帯びたヘム(ポケットチーフの縁)は、装いを格上げしてくれます。

素材

ジャケットのポケットから覗く白の麻は装いに清潔感を与えます。
主にヨーロッパで生産されるリネンはポケットチーフの代表的な素材です。

写真のポケットチーフは、麻は麻でもラミーでできています。
家庭用品品質表示法では、「麻」という表示ができるのは、「リネン(亜麻)」または「ラミー(苧麻)」を材料とした製品に限ると定められています。
ちなみに、ヘンプ(大麻)やジュート(黄麻)は、指定外繊維と表記されます。
リネンと比べてハリがあるラミーはTVフォールドで差しやすく、その光沢は絹のようとも表現され、高級感があります。

薄手の麻であればパフも可能

サイズ

ポケットチーフが現在の正方形となったのは、1785年に遡ることができます。
当時、豪華な刺繍、卵形や長方形等、あまりに装飾的で形も自由になり過ぎたことに対して、ルイ16世 Louis XVI はポケットチーフ(ハンカチ)を16インチ(約41cm四方)の正方形にするように命じました。

ポケットチーフがポケットに滑り落ちて見えなくなってしまうのを防ぐ観点からも、41cm前後のサイズが望ましいです。
近年は価格を抑えるためか、30cm前後のポケットチーフが増え、適切なサイズのポケットチーフを見つけにくいのが残念です。

おわりに

今回は、白麻のハンドロールポケットチーフをご紹介しました。
ポケットチーフを選ぶ際には、ヘムが手巻きか、サイズは41cm前後かという点を確認するとよいと思います。

今回ご紹介したポケットチーフは販売も行っています。
ご興味があればご連絡ください。
今回は以上になります。
コメント、リクエストがあればお気軽にどうぞ。
ではまた次の機会に。

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