はじめに
スーツやスポーツコートに合わせるバッグの素材として、レザーは最も相応しいものの一つと言えるでしょう。
革ならではの質感は、装いに風格を与えます。
一方で、レザーバッグには重量のあるものが少なくありません。
通勤をはじめ、日常的に持ち歩くバッグにおいては、重量も無視できない要素です。
重さが負担となり、次第に手に取る機会が減ってしまうからです。
そこで今回は、スーツやスポーツコートに合う軽量なレザーバッグを取りあげたいと思います。
前提条件
次のような条件を満たすレザーバッグをご紹介します。
サイズ
今回は、PCや書類等を無理なく収納するため、外寸のマチが10cm以上あるものを対象とします。
また、日本人の平均身長とのバランスを考慮し、横幅は40cmを超えないものを対象とします。
例えば、横幅が42cm程度になると、バッグが必要以上に目立ち、全身の均整を保ちにくくなることがあるからです。
重量
40×30×10cm前後のレザーバッグでは、1.3~1.8kg程度の重量が一般的です。
PCや書類等を日常的に持ち歩くことを考え、本記事では1kg程度までを軽量レザーバッグの基準とします。
色
今回はレザーバッグのため、色は、ブラウンとします。

その他
重量やサイズに加え、日常的な使いやすさを考えると、次のような仕様も重視したいところです。
- シボ革(傷が目立ちにくい)
- ハンドルが倒れる(荷物の出し入れがしやすく、ロッカーや網棚に収納しやすい)
- 底鋲付き(底面の保護につながる)
大峽製鞄(おおばせいほう)ハンデール

こちらは以前ご紹介した大峽製鞄(おおばせいほう)のハンデールです。
マチは底板部分で11.5cm、パイピングを含む外寸で13cmあり、非常に高い収納力を備えています。
一方で、横幅は36cmに抑えられており、A4ファイルを収納できる最小限のサイズといってよいでしょう。
マチの大きさに対して横幅が控えめなため、バッグの存在が過度に目立つことはありません。
そして、この収納力を備えながら、重さは約990gと1kgを下回ります。

もっちりとしたペリンガー社のシュランケンカーフは、思わず手に取りたくなる質感です。
Cisei 901 CINQUE

こちらはCINQUE CLASSICO の別注品になります。
通常、Ciseiのバッグは、ハンドルが固定された仕様が中心ですが、本モデルはハンドルが倒れる点が特徴です。
この仕様が購入の決め手になったといっても過言ではありません。
マチは底板部分で9cmですが、パイピングを含む外寸で11cmと、十分な収納力を備えています。
横幅は37.5cmとコンパクトです。
重さは約880gと非常に軽量です。

WLSというハリのあるシボ革を採用しています。
シャンボールセリエ LILLE(リール)

CHAMBORD SELLIER のLILLE です。
CHAMBORD SELLIERを代表するモデルとしては、LILLEとRIVAUが挙げられます。RIVAUが存在感のあるサイズであるのに対し、LILLEは一回りコンパクトでありながら、高い収納力を備えている点が魅力です。
サイズは底板部分で横幅40cm、マチ9.5cmです。
しかし、荷物を入れるとマチがほどよく膨らむため、数値以上の収納力があります。(膨らんだ中央付近は12cmほどになります。)
横幅は、これまでご紹介した中で最も大きいものの、上部に向かって幅が絞られた形状のためか、数値ほどの大きさを感じさせず、コンパクトな印象を受けます。

一方で、一つ気になる点を挙げるとすれば、ファスナーの引手が小さいことです。
引手が開口部の端に嵌まり、掴みにくくなることがあります。

重さは約1kgです。
901 CINQUEと比べると約100g重いですが、100gといえばタフグミ1袋分の差です。
実際に持ち比べても、その差を感じることはほとんどありません。
それどころか、LILLEは今回ご紹介するバッグの中で最もハンドルが太く、901 CINQUEよりも軽く感じられます。
このように、バッグには数値だけでは判断できない違いもあります。
可能であれば、実際に手に取って比較することをおすすめします。

革はLAGUNを採用しており、こちらはハンデールの革同様、もっちりしっとりとした質感です。
おわりに
今回は、軽量レザーバッグとして、大峽製鞄 ハンデール、Cisei 901 CINQUE、CHAMBORD SELLIER LILLE をご紹介しました。
いずれも次のような条件を満たす軽量レザーバッグです。
- 外寸:マチ10cm程度以上・横幅40cm以下
- 重量:1kg以下
- ブラウンのシボ革
- ハンドルが倒れる
- 底鋲付き
私は以前、約1.8kgのレザーバッグを常用していましたが、重量に耐えかねて手放してしまった経験があります。
経験則でいえば、1kg程度であれば、PCや書類等を収納しても負担は比較的小さく、日常的に使いやすいと感じています。
上記の条件を満たすバッグは決して多くありませんが、見つけた際には、ぜひ一度手に取ってみてください。
レザーならではの風格と、軽快な使い心地を両立できます。
今回は以上になります。
感想、リクエストなどお気軽にコメントください。
ではまた次の機会に。
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