Edward Green Piccadilly エドワードグリーン ピカデリー

目次

はじめに

ピカデリー(Piccadilly)はエドワードグリーンを代表するコインローファーです。
今回は、手持ちの一足をご紹介したいと思います。

つまみモカ

https://shoegazing.com/2023/03/26/
guide-types-of-apron-front-and-split-toe-seams/

コインローファーは、甲に配されたU字状のモカが特徴です。
ピカデリーでは、このモカにつまみモカが採用されています。
一枚の革をつまんで縫い上げる製法であることから、このように呼ばれています。

モカに切れ目がある
dark oak antique calf
https://www.edwardgreen.com/shop/shoes/piccadilly-dark-oak-antique-calf-184-last.html

今回ご紹介するロンドングレインのモカと、ダークオークアンティークカーフのモカを見比べてみてください。
よく見ると、ロンドングレインを採用したピカデリーとは異なり、カーフを採用したピカデリーでは、モカの中央に切れ目が設けられています。

日本では、この切れ目を「半メス」と呼ぶのを聞いたことがあります。
貫通させずに半分だけメスを入れることが、その名の由来ではないかと思います。
なお、ほかに「メス」といえば、アウトソールに切れ目を入れて底付けをする「メスチャネル」といった用語もあります。

切れ目のあるつまみモカ
https://shoegazing.com/2023/03/26/
guide-types-of-apron-front-and-split-toe-seams/

Dark Brown London Grain

アッパーにはロンドングレインという素材が採用されています。
いわゆるシボ革であり、ふっくらとしたソフトな質感が特徴です。

コインローファーというスポーティーな意匠ともよく調和しているように感じます。

曲げたとき

履き皺が比較的目立ちにくいことも魅力です。
ロンドングレインはシボの表情に自然と皺が溶け込みます。

184 last

https://strasburgo.co.jp/brand/edwardgreen/item/STB0124A0164

184ラストは内振りが緩やかで、着用してみると小指が当たりにくいラストです。

また、184ラストを採用したピカデリーは、サドルでしっかりと足を固定してくれます。
それが奏功してか、歩行時に踵が抜けにくく感じます。

筆者は202ラストやジョンロブの7000ラストでは、羽根が1cmも開かない程度のやや低めの甲ですが、ピカデリーはサドル部分に締め付けられるような感覚がありました。
それでも、手持ちの他のエドワードグリーンと同じレングスを選び、革用柔軟剤を数回塗布しながら履くことで、徐々に足に馴染ませていきました。

紐靴とは異なり、フィット感を調整できないため、サイズ選びは特に重要です。
甲が高めの方は、購入前に試着されることをおすすめします。

おわりに

今回は、エドワードグリーンのピカデリー(184ラスト、ダークブラウン・ロンドングレイン)をご紹介しました。
主な特徴は次のとおりです。

  • 意匠:つまみモカ。カーフレザーでは半メスが施されている。
  • 素材:ふっくらとしたソフトな質感。
  • 履き心地:小指が当たりにくい。サドル部分はタイトで、踵が抜けにくい。

シボ革では、型押しによる硬い表情のものをよく見かけますが、ロンドングレインのふっくらとした柔らかな表情が気に入りました。
たまにはシボ革という選択肢も面白いかと思います。

今回は以上になります。
感想、リクエストなどお気軽にコメントください。
ではまた次の機会に。

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