REGAL Shoe & Co. 964S

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はじめに

サマーシューズが欲しくなり、REGAL Shoe & Co. 964S という白革靴を購入してみました。
今回は 964S のご紹介です。

REGAL Shoe & Co.

赤のソックシート・ライニングが洒落ている

簡単に REGAL Shoe & Co. の紹介をしたいと思います。

  • 2010年に展開を始めたリーガルコーポレーション(1902年創業)のブランド。
  • 通常、百貨店等に展開しているビジネスユースの REGAL とは異なり、デイリーユース向け。
  • 渋谷にあるコンセプトストアとオンラインショップのみで取り扱い。店員さん曰く、全国から試着に訪れるのだそう。
    (全国展開のリーガルにて試着できるようにしてはどうだろうか。。。)
  • 価格帯は約3.5~5万円と、リーガルコーポレーションのブランドの中では中価格帯。

ラスト

ノーズが短く、クラシカルな印象。
顔がとても気に入っています。
店員さん曰く、米ブラウン社(当時リーガルブランドを展開)と提携を始めた頃(1961年)のラストをベースに再構築したラストを使用しているとのこと。

レディース企画ということもありますが、2Eといっても全体的にタイトです。
(964S は23.5cmで、エドワードグリーン D808 UK5、JM WESTON Golf 4C(レディース)等を普段履いています。)
店員さんも購入当初は指が当たる感覚があったそうですが、コルクの沈み込み等履いているうちに解消されたそうです。
グッドイヤー製法の靴は痛くない程度にきつい感覚がないと、履き慣らしたときには緩くなってしまいます。

甲の高さも全体的に低めです。
ボールガース(一の甲。足の親指のつけ根と小指のつけ根の一番出っ張ったところを囲んだ寸法)部分に無駄なゆとりがありません。
ウエストガース(二の甲。ボールガースとインステップガースの中間で、最もくびれている部分と土踏まずを囲んだ寸法)部分とインステップガース(甲の一番高い部分と土踏まずのかかと側を囲んだ寸法)部分もタイトです。

履き心地

全体的にタイトであるため、歩いていて足が泳ぐことや、かかとが抜ける感覚はありません。

経験則では、疲れにくい靴は母指球とかかとに体重が乗って自然に歩くことができる靴だと思っていますが、今のところ歩行時に親指側に体重がかかるため、疲れにくい印象があります。
履き慣らして今後加筆したいと思います。

革質

小一時間履いてうっすら履き皺が付いている

REGAL(というかKENFORD?)のイメージから、革質に期待しておりませんでしたが、よい意味で裏切られました。
定価44,000円の価格に見合ったクオリティーはあります。
革質は手入れをしたり、履き慣らしたりすることで分かってくることが多分にありますので、こちらも今後加筆したいと思います。

少し残念なところ

これまで紹介したように、クオリティーの高い靴ですが、辛口にレビューしてみたいと思います。

①ウェルトのずれ

写真のように、ウェルトの端がずれてしまっています。
また、糸が一部足らないことが分かると思います。
これは、購入時点で、大きく飛び出していた糸をはさみでカットしたからです。


②タンがヴァンプ(つま先と甲を覆うパーツ)と一体ではない

私が持っている他の靴はこの位置に縫い目がありません。
このような仕様は一般的なのでしょうか?


③吊り込み不良?のシワ

つま先のあたりにシワがあります。
ただ、ぱっと見で認識できませんし、よく見てもほとんど認識できないレベルです。

おわりに

革靴の魅力に取りつかれてからはアンソニークレバリーやエドワードグリーン、JM WESTON と高級靴を購入してきました。
手持ちの中でリーズナブルといってもカルミナの7.3万円ほどの靴という具合です。
そのような背景から、厳しくレビューしてしまいました。
見方を変えれば、REGAL Shoe & Co. は靴にこだわりのある人も興味を持つことができるブランドだということです。

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